ふたご座流星群 2023/12/14
2023年のふたご座流星群は極大時刻や月齢の条件が非常に良く、一晩で300~500個ものふたご群流星が写せるのではないかと大きな期待を持っていました。しかし天気に恵まれず14日未明は曇り、極大の15日未明も雨→曇りで全く撮影できませんでした。今年はこのまま終わりかと思いましたが、15日夕方は雲が多いものの未明には晴れ間が出そうな予報だったので、21時から 買い物カゴにカメラ、バッテリー、フィルター等を入れて三脚を担いで自宅北側の他人の畑の中(休耕中)へ侵入しました。三脚をセットして撮影を開始したのは21時12分でした。雲量は 8/10でしたが、雲の移動が速く時々現れる雲間からふたご座が見えます。風は微風で、12月にしては暖かい夜でした。
一旦自宅に戻って待機。22時ごろから風が強くなって来たようで、時々ガタガタと雨戸に吹き付ける音がします。22時半を過ぎたので、動画を止めるために畑に行きましたが、雲量は4/10ぐらいまで回復していて、天気予報通りにこれから晴れそうでした。風も時折 突発的に強く吹くぐらいでした。ピントをチェックして、2回目の動画をスタートして、また自宅に戻りましたが、23時を過ぎると、風は相当強くなって来て、ビュービューと激しい音が聞こえます。ちょっと心配になったので 23時半前に様子を見に畑に行くと、何と三脚が見えません。近付くと風に倒されて、カメラが畑の土にめり込んでいました。傍に置いてあった買い物カゴも20mぐらい飛ばされていて、中に入っていたソフトフィルターやポタ赤の極軸望遠鏡がありません。とにかくカメラを救出して、その他は明るくなってから探すことにして撮影中止、撤退です。倒れたショックのためか2回目の動画は記録されていませんでした。(涙)
一旦自宅に戻って待機。22時ごろから風が強くなって来たようで、時々ガタガタと雨戸に吹き付ける音がします。22時半を過ぎたので、動画を止めるために畑に行きましたが、雲量は4/10ぐらいまで回復していて、天気予報通りにこれから晴れそうでした。風も時折 突発的に強く吹くぐらいでした。ピントをチェックして、2回目の動画をスタートして、また自宅に戻りましたが、23時を過ぎると、風は相当強くなって来て、ビュービューと激しい音が聞こえます。ちょっと心配になったので 23時半前に様子を見に畑に行くと、何と三脚が見えません。近付くと風に倒されて、カメラが畑の土にめり込んでいました。傍に置いてあった買い物カゴも20mぐらい飛ばされていて、中に入っていたソフトフィルターやポタ赤の極軸望遠鏡がありません。とにかくカメラを救出して、その他は明るくなってから探すことにして撮影中止、撤退です。倒れたショックのためか2回目の動画は記録されていませんでした。(涙)
しし座流星群 & いっかくじゅう座 α 流星群 2023/11/19
オリオン座流星群 , おうし座南流星群 , 同北流星群 , ふたご座ε流星群 2023/10/22
山梨県忍野村へ遠征してオリオン座流星群を撮影しました。コロナ蔓延による自粛後 久し振りの遠征でした。78個のオリオン群と
98個の散在流星が写りましたが、散在流星の中から、おうし座流星群やふたご座ε流星群を選別しました。 ⇒ 詳細はこちら
98個の散在流星が写りましたが、散在流星の中から、おうし座流星群やふたご座ε流星群を選別しました。 ⇒ 詳細はこちら
ペルセウス座流星群 2023/08/12 & 07/30
今年(2023年)のペルセウス座流星群は、極大が予想される 8月14日未明の天気予報が台風7号の影響で”曇り”でした。
そしてその前日も曇り予報。天気には勝てないので、仕方なく 12日の未明に自宅から撮影しました。
01h02m~04h00m に途中中断を挟んで約2時間、動画で25個のペルセウス群流星と14個の散在流星をゲットしました。
なお、左の画像は、7月30日に 『みずがめ座δ南流星群』 を撮影した時に撮影できた12個のペルセウス群の先駆けです。
撮影中はペルセウス群のことは全く頭になく散在流星だと思っていたのですが、散在流星にしては流れる方向が揃い過ぎていると
疑って調べてみたらペルセウス群でした。
そしてその前日も曇り予報。天気には勝てないので、仕方なく 12日の未明に自宅から撮影しました。
01h02m~04h00m に途中中断を挟んで約2時間、動画で25個のペルセウス群流星と14個の散在流星をゲットしました。
なお、左の画像は、7月30日に 『みずがめ座δ南流星群』 を撮影した時に撮影できた12個のペルセウス群の先駆けです。
撮影中はペルセウス群のことは全く頭になく散在流星だと思っていたのですが、散在流星にしては流れる方向が揃い過ぎていると
疑って調べてみたらペルセウス群でした。
みずがめ座δ南流星群 2023/07/30
ふたご座流星群 2022/12/14
今年のふたご座流星群(以後G群)は 極大時刻こそ 14日22時ごろと良い予報が出ているものの月齢20.5の月が 21h48m に昇るので総合的には条件は ”悪” です。あまり気乗りがしないので、輻射点の高度が 20゚を超える 20時ごろから月明が邪魔になり始める 23時までの3時間だけ撮影しようと思いました。しかも手抜きで自宅から。
20h18m00s から 22h58m56s までの 160分間に 2秒露出の連写で 3769コマを撮影しました。オリオン座流星群の時の反省から、今回は EOS-RP ではなく EOS-6D で撮影しました。それで撮影の効率は49.3%→78.1% に改善されています。3769コマを肉眼でチェックしたところ 44個の G群流星と3個の散在流星が写っていました。ちょっと散在流星が少ないような気もしますが…。ともあれ その44個を比較明合成したのが左の画像です。明るい流星が多かったようで、左にカーブしながら高速で突き進んで行く宇宙船の操縦席から見たような、何だか漫画チックな画像になりました。
ベテルギウスと火星の中間付近から右に流れている大流星は肉眼でも見ました。木星~金星級の明るさで ビュ~~ンという感じで流れました。目ではもっと長かったように思いましたが…。 なお画像データでは 55秒間ぐらい流星痕が認められます。 画像の左上の大流星は車の中で寒さを凌いでいたので目では見ていません。 |
輻射点高度が 25.3゚~56.9゚ の時間帯で後半は月が出ていたのに 44個のG群流星が写ったので まずまずの出現だったのではないかと思います。手抜き撮影にしては上出来の結果でした。2022年の G群は明るい流星が多かったように思います。
12月いっかくじゅう座流星群の火球 2022/12/14
ふたご座流星群を撮影中に偶然に撮影した火球です。 初めは散在流星として処理していたのですが、ネットで 話題になっていて、この火球は 『12月いっかくじゅう座 流星群』 に属することが分かりました。 永続痕があり20分以上も見えたらしいです。 ⇒ 詳細はこちら |
オリオン座流星群 2022/10/21
極大日の10月22日は曇り予報だったので、一日前の 21日未明に自宅から撮影しました。隣のピーナッツ畑が収穫を終えていたので その畑の中にカメラを設置して、f=20mm、F3.2、ISO6400、露出2秒で連写しました。 00h23m53s から 04h30m53s の4時間07分連写をして 3652コマを得ました。実露光時間は 2秒×3652=121分44秒。←これ、ちょっと酷すぎませんか? 約4時間で2時間分しか露光していない! 効率 49.3%。 これ Canon EOS-RP の大欠点です。EOS-RP ではなく EOS-6D で撮影すれば良かったと悔やんでも あとの祭り。とにかく 3652コマをチェックして ORI群流星16個、散在流星16個を見つけました。下の写真はORI群の16個のみを比較明合成したものです。小さい流星があるので 16個を見付けられるかどうか?(笑) 天文ガイド 2023年2月号に入選
みずがめ座δ南流星群 2022/07/29
29/30日の夜は透明度は良くないものの雲量1/10~3/10の晴天でした。自宅敷地内からはみずがめ座は見えません。4~50メートル 離れれば邪魔になるものは無いのですが、そこにカメラを放置しておくのは憚られるので、自宅の屋根にカメラを設置しました。レンズ
ヒータの結線、モータードライブ(CD-1)のスイッチONを確認して準備完了。(これらは過去に失敗経験があるので…)
F1.8、ISO12800、SS4秒で連写したいのですが、この設定では夜空は真っ白に飛んでしまいます。やむを得ず F3.5、ISO8000、SS2.5秒にまで譲歩して、23h29m00s から連写を開始しました。もちろん部屋に戻って、3時まで仮眠しました。まだもう少し撮れそうでしたが、03h12m40s に撮影終了、撤収。
約3.7時間で得られた3045コマをチェックしたところ、SDA群8個、疑わしいもの3個、散在流星7個が写っていました。
下の画像はその8個のSDA群を合成したものです。
ヒータの結線、モータードライブ(CD-1)のスイッチONを確認して準備完了。(これらは過去に失敗経験があるので…)
F1.8、ISO12800、SS4秒で連写したいのですが、この設定では夜空は真っ白に飛んでしまいます。やむを得ず F3.5、ISO8000、SS2.5秒にまで譲歩して、23h29m00s から連写を開始しました。もちろん部屋に戻って、3時まで仮眠しました。まだもう少し撮れそうでしたが、03h12m40s に撮影終了、撤収。
約3.7時間で得られた3045コマをチェックしたところ、SDA群8個、疑わしいもの3個、散在流星7個が写っていました。
下の画像はその8個のSDA群を合成したものです。
四分儀座流星群 2022/01/04
撮影を躊躇するような猛烈な風が吹く中、我慢しながら写野を見つめていましたが、なかなか流星が出現しません。撮影開始から7分後にアークチュルス付近にやっと一個流れました。更にその9分後にコカブ付近に一個。このペースだと一時間に 6~8個しか流れない? HR50~80、運が良ければ HR100以上を夢見ていたのに、寒さもあって急激にテンションが下がってしまいました。肉眼で見るのは諦めて 車の中へ退避しましたが、風で車がグラグラと揺れる度に三脚が転倒していないかをチェック。薄明が始まり、05h55m にはこれ以上は無理だと思い撮影を終了しました。
撮影した画像 1778枚をチェックして 19個の Q群流星を見つけました。(散在流星は3個)その Q群流星のみを比較明合成したのが下の画像ですが、暗い流星が多いために見映えのしない写真になりました。今年の Q群は絶好の条件にも関わらず、出現数も少なく暗い流星が多い寂しい活動だったように思いました。
撮影した画像 1778枚をチェックして 19個の Q群流星を見つけました。(散在流星は3個)その Q群流星のみを比較明合成したのが下の画像ですが、暗い流星が多いために見映えのしない写真になりました。今年の Q群は絶好の条件にも関わらず、出現数も少なく暗い流星が多い寂しい活動だったように思いました。
ふたご座流星群 2021/12/15
左のアニメは12月9日にレナード彗星を撮影中に偶然飛び込んで来た ふたご群流星が残した痕の動きです。
右の画像は 14/15日の夜に撮ったものですが、快晴の予報が外れて雲が邪魔で途中で諦めて中止したので流星は5個のみです。
右の画像は 14/15日の夜に撮ったものですが、快晴の予報が外れて雲が邪魔で途中で諦めて中止したので流星は5個のみです。
ペルセウス座流星群 2020/08/13
12日の夕方は激しい雷雨があったので、流星群の撮影は諦めかけていたのですが、深夜になって晴れて来ました。それで急遽、EOS-RP に 20mmレンズを装着して ISO6400、露出3.2秒で北天を連写をしました。
00h51m00s~03h59m28s の間に得られた 2169コマから 1回目のチェックで 30個のP群を見つけました。更に2回目、3回目のチェックをして、最終的には P群39個、散在7個が写っていました。散在を除くP群39個を比較明合成した画像をアップしました。その中で、03h08m29s に出現した流星は飛行径路の途中で爆発していて痕が残っていました。低空なのと薄い雲が掛かっているのでコントラストの悪い画像ですが、16秒後のコマにも極薄い痕が確認できます。 その他、気付いたこととして明るく写った流星は、緑色→オレンジ色と変化して写っているものが目立ちました。 光害が激しい空でも高感度、短時間露出の連写で流星群を捉えることが出来てうれしいです。良い時代になったものです。 |
ふたご座流星群 2019/12/15
極大は15日02hごろとの絶好の条件なのですが、12日が満月だった月が邪魔なのと、入院中の妻が本日手術をする予定なので、遠征はせずに自宅から撮影することにしました。
14日は夕方から快晴の空でしたが、日付が替わったころから撮影をする予定にしました。 15日 00:25 に構図を決めて背景とする画像を撮影して 00:28 から ISO1600 SS=4秒 で連写を開始しました。雲ゼロの快晴でしたが、00:50 ごろ薄い雲が写野を横切りました。01:00 には写野の 1/3 が薄雲に覆われましたが、大きな影響はありません。 しかし 01:10~01:20 ごろには写野の半分ぐらいが濃い雲に覆われて効率は非常に悪くなりました。更に雲は消えるどころか増えてきて、01:50 には写野の 3/4 が雲になりました。あまりにも効率が悪いので 02:02 に諦めて終了としました。 |
四分儀座流星群 2019/01/04
2019年の四分儀座流星群の極大は 4日11時ごろと予想されているので、4日未明は極大の少し前になります。四分儀群は極大のピークが鋭いので、ピークを外れると急激に出現数が少なくなる傾向があります。だから今年は、6~7時間ずれているので大出現は期待できそうにないと思い、遠征はせずに自宅から撮影しました。 天気は快晴に恵まれ、輻射点高度が 約30° になった 02h40mから撮影を開始して 05h04m まで 2.4時間 撮影を続けました。 EOS-6D , f20mm , F3.2 , ISO6400 , 露出4秒で連写をして、結局10個の四分儀群流星が補足できました。 |
ふたご座流星群 2018/12/14
今年(2018年)も忍野村へ遠征して撮影しました。昨年は 86個もの G群流星を撮影できたので、今年は 100個以上の成果を得たいものだと思っていました。天気予報は 22時以降は快晴となっていたので期待していましたが、22時まではベタ曇り。それ以降は雲が消えたり、また湧いて来て全天を覆ったりの繰り返しで、快晴になったのは 2時を回ってからでした。天候にはあまり恵まれなかったのですが、23h58m28s から露出5秒で連写を開始しました。今年は写野から輻射点を外して、経路の長い流星も写るような構図にしました。05h22m26s に撮影を終えましたが、結局 111個の G群流星が写りました。 ⇒⇒⇒⇒ 詳細はこちら
ふたご座流星群 2017/12/13
忍野村へ出かけて撮影することは決めていたのですが、13日の夜にするか14日夜にするのか迷っていました。結局直前になって14日夜は「曇り」との予報に変わったので、13日15時半ごろに出発して、日没前に現地 (忍野村) に着きました。その時に予備のメモリ (32GB) を持って来るのを忘れたことに気付きました。使えるメモリは装着してある 8GB と、もう一つ別のカメラ (EOSKissX3) の 8GB , 4GB , 2GB の合計 22GB しかありません。そのために わざわざ 32GB を購入してバッグに入れておいたはずなのに・・・(泣)
仕方なく、画質を L から M に落として撮影することにしました。メモリ不足が気になるので、流星群の撮影は 1時間遅らせて 22h20m 開始としました。カメラレンズは 「SIGMA 20mm 1:1.8 EX DG ASPHERICAL」で画像周辺の収差が大きいので 少し絞ってF2.8 としました。ISOは16000 として、露出4秒で連写しました。天気は雲一つ無い快晴に恵まれ、空気が乾いているのか準備したレンズヒーターを使わなくても結露はありませんでした。02h52m にとうとうメモリが無くなってしまって撮影終了。あと2時間ぐらいは撮影したかったのですが・・・
(得られた下の画像は 雑誌『天文ガイド』2018年2月号P.77 に採用されました。)
仕方なく、画質を L から M に落として撮影することにしました。メモリ不足が気になるので、流星群の撮影は 1時間遅らせて 22h20m 開始としました。カメラレンズは 「SIGMA 20mm 1:1.8 EX DG ASPHERICAL」で画像周辺の収差が大きいので 少し絞ってF2.8 としました。ISOは16000 として、露出4秒で連写しました。天気は雲一つ無い快晴に恵まれ、空気が乾いているのか準備したレンズヒーターを使わなくても結露はありませんでした。02h52m にとうとうメモリが無くなってしまって撮影終了。あと2時間ぐらいは撮影したかったのですが・・・
(得られた下の画像は 雑誌『天文ガイド』2018年2月号P.77 に採用されました。)
ペルセウス座流星群 2017/08/13
三重県に帰省中にペルセウス座流星群を撮影しました。GPV気象予報は 02時ごろから北西方向から曇って来るという予報だったので少し早く00h40mから月を避けて北天を狙いました。
残念ながら天気予報が当たって北西方向から雲が流れて来て、01h50mには雲量9/10となり、朝まで撮影することは出来ませんでした。70分間しか撮影できなかったけど、Per群を16個、散在流星を2個撮影することが出来たので、月光下での成果としては上々だと思います。
残念ながら天気予報が当たって北西方向から雲が流れて来て、01h50mには雲量9/10となり、朝まで撮影することは出来ませんでした。70分間しか撮影できなかったけど、Per群を16個、散在流星を2個撮影することが出来たので、月光下での成果としては上々だと思います。
オリオン座群流星 2015/10/22
ふたご座流星群 2014/12/14
21時ごろが極大との予報が出ていたが、その時刻にはあまり流れず、23時~23時半ごろにピークがあったように感じた。
209P/リニア彗星に伴う きりん座流星群(?) 2014/05/24
絶望的な悪天候だったが、わずかの雲間から それらしき流星2個を得た。(自信はない。)
しぶんぎ座流星群 2014/01/04
雲量が2/10~9/10の間で激しく変化する中、雲間から12個のしぶんぎ座群流星を撮影できた。
雲量が2/10~9/10の間で激しく変化する中、雲間から12個のしぶんぎ座群流星を撮影できた。
ふたご座流星群 2013/12/14
光害の激しい自宅で撮影した19個のふたご座群流星を比較明合成した。
光害の激しい自宅で撮影した19個のふたご座群流星を比較明合成した。
ふたご座流星群 2012/12/13
富士北麓公園で撮影した22個のふたご座群流星を比較明合成した。
富士北麓公園で撮影した22個のふたご座群流星を比較明合成した。
こぐま座群流星 2011/12/22
細い月と水星の接近を撮ろうとして構図を決める試し撮り中に偶然にこぐま座群の流星が飛び込んで来た。
細い月と水星の接近を撮ろうとして構図を決める試し撮り中に偶然にこぐま座群の流星が飛び込んで来た。