アポロ群小惑星 2015 TB145
10月10日21時46分JSTに20.0等星のアポロ群小惑星が発見されました。暫定軌道から計算すると、この小惑星は、10月31日ごろに地球に約48万kmにまで接近して急速に明るくなり10.0等星になることが分かりました。月齢18.6の月が近くにあるのでちょっと邪魔ですが、最も明るいころに散開星団NGC2281の近くを通過するので面白い構図の写真が撮れそうです。その後、改良された軌道要素で計算し直すと、通過経路の途中で M97 や M109 にも大接近することが分かりました。
接近する当日の天気予報では秦野は終夜曇りの可能性が大でした。忍野村も天城高原も曇る予報でした。ただし富士山は 22時以降は快晴予報! ネットで調べると、11月4日までは通行可能だったので、20時半に出発、22時に須走口に到着しました。まだ雲が残っているものの回復傾向!気温-5℃、一面に霜柱が見られます。まずはNGC2281付近通過を66mm屈折で撮りました。 フラットナーを忘れて来たことと気流が最悪状態でピント位置が掴めずボテボテの星像になってしまいました。その後 00時から02時までは曇ってしまいましたが 02時以降は快晴で その後のM97、M109 の撮影は順調でした。