オシリス・レックスの帰還
§.はじめに
アメリカの小惑星探査機 OSIRIS-Rex が2023年9月24日に地球に戻り小惑星ベンヌから採取したサンプルを投下しました。
その約3時間前から30分前までの時間帯には南東の低空を通過して行く姿が日本からも見えました。最大でも高度 14.5°なので
少しでも雲があれば撮影は難しいのですが、幸いにも当日は快晴になりました。
§.OSIRIS-Rex とは?
おさらいになりますが、OSIRIS-Rexとは簡単に言えば、アメリカ版はやぶさ2です。即ち小惑星ベンヌを訪れてその土壌・小石を採取して持ち帰るという探査機です。打ち上げ以降の OSIRIS-Rex の活動は以下の表を参照してください。
アメリカの小惑星探査機 OSIRIS-Rex が2023年9月24日に地球に戻り小惑星ベンヌから採取したサンプルを投下しました。
その約3時間前から30分前までの時間帯には南東の低空を通過して行く姿が日本からも見えました。最大でも高度 14.5°なので
少しでも雲があれば撮影は難しいのですが、幸いにも当日は快晴になりました。
§.OSIRIS-Rex とは?
おさらいになりますが、OSIRIS-Rexとは簡単に言えば、アメリカ版はやぶさ2です。即ち小惑星ベンヌを訪れてその土壌・小石を採取して持ち帰るという探査機です。打ち上げ以降の OSIRIS-Rex の活動は以下の表を参照してください。
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§.OSIRIS-Rex 帰還時の飛行経路
秦野市に於ける 22時00分から23時20分までの飛行経路は地平座標で表示すれば下図のようになります。22時40~50分ごろに地上高は 14.5°の最高値に達しますが、それ以上には高くなりません。月齢 9.1の月が沈むのは 24時丁度なのでまだ月明が邪魔なこと、自宅からは南東方向の 9° 以下は見えないことなどから考えて、23時ごろが狙い目でしょうか。
§.撮影結果
自宅前からは南東低空は見えないので、当日の昼間にコンパスを持ってロケハンしました。近くの木々の合間で南東低空が見えて、かつ北極星の見える場所は 約30メートル先に一ヶ所だけありました。夜になってその場所(路上)まで電気コードを引いて望遠鏡を設置しました。低空は光害で暗い星が見えないので目的のポイントを導入するのに少し手間取りましたが、22h23mから動画撮影を開始しました。以下の4枚は動画から合成した OSIRIS-Rex本体の軌跡です。サンプル入りカプセルは予想以上に暗かったのか、全く写りませんでした。
自宅前からは南東低空は見えないので、当日の昼間にコンパスを持ってロケハンしました。近くの木々の合間で南東低空が見えて、かつ北極星の見える場所は 約30メートル先に一ヶ所だけありました。夜になってその場所(路上)まで電気コードを引いて望遠鏡を設置しました。低空は光害で暗い星が見えないので目的のポイントを導入するのに少し手間取りましたが、22h23mから動画撮影を開始しました。以下の4枚は動画から合成した OSIRIS-Rex本体の軌跡です。サンプル入りカプセルは予想以上に暗かったのか、全く写りませんでした。
撮影データ(共通):SN250N直焦(コマコレ) f1200mm F4.8 LPS-P2 SONYα7SⅢ SS=1/25s 59.94fps ISO32万