昼間の金星食
§.はじめに
11月8日の昼間に金星食がありました。秦野ではステラナビゲータによると 潜入開始=13h46m30s、出現終了=14h37m48s との予報です。SCW天気予報では曇りなので 半ば諦めていたのですが、当日は朝から晴れていて俄然やる気が出て、いそいそと望遠鏡を設置しました。もちろん昼間なので北極星は見えず、極軸は磁石で大まかに合わせただけです。雲がやや多く(雲量3/10)なって来ましたが準備完了!
§.金星導入 & ピント合わせ
まず太陽を導入して、そこから太陽と金星の赤経差、赤緯差だけ望遠鏡を動かします。いい加減に合わせた極軸なのに一発で金星と月がファインダーで確認できました。あとは視野中央へ導くだけ。この時はまだ潜入開始の30分ぐらい前でしたが、金星でピントを合わせるのに手こずりました。ニュートン型反射望遠鏡なので、カメラのモニターを見るとその向こうに太陽があり、直射光が目に入り非常に邪魔です。モニターを90°曲げると今度はモニター画面が直射に晒されて金星が見難くピント位置が分かりません。やっとピントを合わせたのが、潜入開始の15分前でした。
§.潜入時の撮影
ピント合わせに苦戦している間に雲が増えて来て、金星が雲に入ってしまいました。幸い雲の移動速度が早いので潜入の5分前には見え出してやっと1枚撮影が出来ました。しかし直ぐにまた雲に入り、次に見えたのは2分前でした。そして下の画像を最後にまたまた雲に入ってしまい、金星が暗縁に潜入して行くところは残念ながら見えませんでした。
11月8日の昼間に金星食がありました。秦野ではステラナビゲータによると 潜入開始=13h46m30s、出現終了=14h37m48s との予報です。SCW天気予報では曇りなので 半ば諦めていたのですが、当日は朝から晴れていて俄然やる気が出て、いそいそと望遠鏡を設置しました。もちろん昼間なので北極星は見えず、極軸は磁石で大まかに合わせただけです。雲がやや多く(雲量3/10)なって来ましたが準備完了!
§.金星導入 & ピント合わせ
まず太陽を導入して、そこから太陽と金星の赤経差、赤緯差だけ望遠鏡を動かします。いい加減に合わせた極軸なのに一発で金星と月がファインダーで確認できました。あとは視野中央へ導くだけ。この時はまだ潜入開始の30分ぐらい前でしたが、金星でピントを合わせるのに手こずりました。ニュートン型反射望遠鏡なので、カメラのモニターを見るとその向こうに太陽があり、直射光が目に入り非常に邪魔です。モニターを90°曲げると今度はモニター画面が直射に晒されて金星が見難くピント位置が分かりません。やっとピントを合わせたのが、潜入開始の15分前でした。
§.潜入時の撮影
ピント合わせに苦戦している間に雲が増えて来て、金星が雲に入ってしまいました。幸い雲の移動速度が早いので潜入の5分前には見え出してやっと1枚撮影が出来ました。しかし直ぐにまた雲に入り、次に見えたのは2分前でした。そして下の画像を最後にまたまた雲に入ってしまい、金星が暗縁に潜入して行くところは残念ながら見えませんでした。
§.出現時の撮影
金星が隠されている間に益々 雲が多くなって来ました。特に金星/月のある南東方向には分厚い雲が居座っていて心配です。ついに出現時刻(第3接触)になりましたが雲で見えません。第4接触時になってもダメでしたが、その1分後に ほんの数十秒間だけ雲の隙間が通過しました。その時の画像が以下です。
金星が隠されている間に益々 雲が多くなって来ました。特に金星/月のある南東方向には分厚い雲が居座っていて心配です。ついに出現時刻(第3接触)になりましたが雲で見えません。第4接触時になってもダメでしたが、その1分後に ほんの数十秒間だけ雲の隙間が通過しました。その時の画像が以下です。
その隙間もアッという間に無くなってしまって、次に金星が見えたのは第4接触から12分28秒後でした。結局、潜入も出現も あともう少しというところで見ることが出来ず残念な結果となってしまいましたが私としては初めての金星食を十分に楽しむことが出来ました。下の画像は出現終了から15分12秒後のものです。