ISS の 月面通過 2013年01月29日
昨年3月に ISS の日面通過を撮影して以来ずーっと次のチャンスを狙っていました。しかし、なかなか次のチャンスは巡って来ませんでしたが、2013年になってから立て続けに4回も通過現象が起こりました。まず1月15日の日面通過は快晴だったのですが、入院中の家内のことで医者に呼ばれていたので撮影は出来ませんでした。あとの3回はいずれも月面通過で1月24日に山中湖、29日に中井町、2月2日に二宮町で見られる予報でした。特に2月2日の予報は、月面通過中にISSが地球の影から出て光りだすという絶好の条件を示していました。
しかし残念ながら、24日も2日も天候は無情の雨で撮影できず、結局4回のチャンス中に撮影できたのは29日の1回だけでした。
しかし残念ながら、24日も2日も天候は無情の雨で撮影できず、結局4回のチャンス中に撮影できたのは29日の1回だけでした。
数日前から撮影場所の候補として、伊勢原工業団地内、大根公園P、神奈川大学経営学部の三ヶ所に絞っていました。そして出かける直前の20時半に予報をチェックして、最終的に神奈川大学構内の南端の路上(予報上の直下点)に決めて出発しました。大学入口には守衛がいたので理由を説明して許可を請いましたが(当然といえば当然ですが……)許してくれません。 仕方なく直下点からは200~250mぐらい外れますが、構外の学生用駐車場で撮影することにしました。
赤道儀をセットして極軸を合わせようとしたところ、北側はコンビニの明かりや駐車場の照明が眩しく、また空の透明度も良くなかったので、全く星が見えません。コンパスを忘れて来たので直感で北に向けて極軸望遠鏡を覗きました。見事に北極星が見えたので 21時前に簡単に極軸の設定が完了しました。あとで考えると、これが大失敗の原因でした。その時は、そんなことを知る由もなく、手早く設定できたと満足していました。リゲルでアライメントを取って、月を自動導入しましたが 20゚近くもズレました。『あれ、何でだろう?』と思いつつも、月を視野に導入して、まず試し撮りをしました。しかしたった1分の間に月はどんどんと南北にずれて行きます。原因が思い当たらず、また極軸設定からやり直す時間的/気分的な余裕もないので、仕方なく南北のズレは撮影中に手動で修正することにして そのまま本番を迎えることにしました。
幸いにも ISS撮影には成功したので、その他に計画していた小惑星や超新星の撮影は諦めて早々に帰宅しました。翌日に極軸設定の失敗の原因を調べていて、ふと北斗七星の先端のαUMaの高度が北極星に近いことに気付きました。
赤道儀をセットして極軸を合わせようとしたところ、北側はコンビニの明かりや駐車場の照明が眩しく、また空の透明度も良くなかったので、全く星が見えません。コンパスを忘れて来たので直感で北に向けて極軸望遠鏡を覗きました。見事に北極星が見えたので 21時前に簡単に極軸の設定が完了しました。あとで考えると、これが大失敗の原因でした。その時は、そんなことを知る由もなく、手早く設定できたと満足していました。リゲルでアライメントを取って、月を自動導入しましたが 20゚近くもズレました。『あれ、何でだろう?』と思いつつも、月を視野に導入して、まず試し撮りをしました。しかしたった1分の間に月はどんどんと南北にずれて行きます。原因が思い当たらず、また極軸設定からやり直す時間的/気分的な余裕もないので、仕方なく南北のズレは撮影中に手動で修正することにして そのまま本番を迎えることにしました。
幸いにも ISS撮影には成功したので、その他に計画していた小惑星や超新星の撮影は諦めて早々に帰宅しました。翌日に極軸設定の失敗の原因を調べていて、ふと北斗七星の先端のαUMaの高度が北極星に近いことに気付きました。